空の青は青より出でて青より青し
アタカマ砂漠二日目。
SALAR DE TALA(塩湖)へのツアーに参加した。
意気揚々と朝八時に出発したのはいいが、出発三十分で車が故障。
どーやら一速以降が入らないって事で、一速走行強制的安全運転で街へ逆戻り…
ちょっと待ってねといわれ、待つこと二時間。
やっと代わりのジープが来て、十一時前にやっとこの日のツアーが始まった。
サンペドロデアタカマの標高は約2500メートルほど、そして目的地の塩湖は標高3000メートルほどのところにある。
高度差500メートルほどだと思ってたら、どうやらアンデスを一度越えるらしく、ジープは上へ上へと上っていく。
空の青がだんだんと濃くなり、空気も肌を切るような冷たさになってきた。
一時間ほど走ったところにあるミドリ色の湖で一度車をとめ、車外にでた。
寒い。半袖一枚じゃ寒すぎる…
それもそのはず、一気に4000メートルまで上っていたらたしいのだ。
車窓の風景も不思議な感じ。
道路の脇に白いオブジェのようなものがごろごろと?
それは雪だった。
雲ひとつない晴天なのに雪が解けない。
寒いわけだわ。
さらに車を走らせると砂漠の中に巨大な岩がごろごろとしている一帯に出た。
どうやってできたかは知らないが、とにかくでかい。
そして空が青く、どこまでも砂漠地帯が広がる。
開放感しかなく、全裸になって走りさってしまいたかった。
や、やってへんで…
さらに車を走らせて塩湖に着いたが、肝心の塩湖はあんまりたいしたことがなかった。
やっぱりウユニ塩湖には勝てねーわな…。
六時過ぎにサンペドロにもどった。
青の青さが限りなかった。
雲ひとつなく、吸い込まれていきそうな青い空。
一生忘れません。