ハードラック!?
無事、三泊の予定を四泊にし、パタゴニアのパイネ国立公園のトレッキングから帰ってきました。
四日目以外天気に恵まれ、広大で怖ろしくもある自然のなかでトレッキングを楽しみ、結構言ってますが最終日以外は今回の旅で一番楽しめた様な気がします。
報告はさておき、まず話させてください。
今日の出来事を。
カメラをトイレにダンクシュートしてしまいまして、カメラのシャッターがおりません。
一時は全く動かなくなったものの、なんとなしに日光浴をさせてみたら、なんと画像の確認と写真を撮る寸前のフォーカスまではできるようになりました。
不幸中の幸いといいましょうか。
さらなる日光浴に彼の復活を賭けるしかありません。
バス出発の時間、十分前にバス停に到着しました。
でも、バスが来ません。
何でもバスはもう出たとか。
なんでやねん。
国立公園からのバスは夕方までないので、管理人に相談するとここの職員でプエルトナタレスまで帰るチリ人がいるので、乗せていってくれることに。
ラッキー。この日初めての幸運。
と思いきや、走り出して三十分でエンスト。
とりあえずバッテリーだ、こいつが悪いんだとばかりに、チリ人職員はバッテリーをカナヅチで殴りまくる。
そして何故か復活。
しかし、やっぱり日産も殴られてるだけの馬鹿じゃねえ。二分で二度目のエンスト。
しかし、今度も暴力には勝てなかったようで、カナヅチ攻撃でほんと不思議なことに復活。
しかししかし、やっぱりメイドインジャパン、日の丸の誇りに賭けて三度目の反抗を。
今度はいくら殴っても言うことを聞かない。
チリ人も南米経済大国の誇りを掲げ、今度はおもむろにバッテリーから出る配線を引っ張り出し、プラグから配線を引きちぎり、そして、テープで止め合わせる。
世界七不思議に加えてもいいぐらい不思議なことに、何故かエンジンが機嫌を取り戻すのである。
彼の不思議な力のおかげで無事プエルトナタレス、四日ぶりの文明の町に到着したわけではあるけれども、彼に感謝する反面、ほんと今日という日を呪いたい。
今年最後の最後に落とし穴の日になってしまった。
ただ今年の最後の最後の最後にはきっといいことがあると期待しながらも、チリ人には絶対デジカメの修理は任せたくないと思う自称ハードラックには負けない男powerwoodsであります。
ちなみにパイネの写真は生きているので、後日報告。
すっかり、山男になってしまった風のお気に入りのショット。
明日、こうなったら破れかぶれだ的な勢いで、氷河で有名なアルゼンチン、カラファテへ。