そこで一句。
今日は近くの湖と山々を見渡す丘に登る。
いやはや、絶景かな絶景かな。と、なんの脈絡もなく、そこで一句…
いや、浮かばんもんだ。
パタゴニア突入とあって風が強い。
お気に入りの帽子が飛ばされた。とそこで一句…
いや、だから浮かばんって。
本格的にパタゴニア突入とあって防寒着を買う。
ウォータープルーフに大喜び。とそこで一句…
すまん、勘弁してくれ。
今日の夕食もファーストフード。
そろそろ、きついぞ。とそこで一句!!
出ました!
二、三日
ポテトフライは
なんのその
クソの香りよ
さあ風に乗れ
…すいません。
やっぱいくら安いからといっても、ちゃんとしたもん食わねばいかんね。
臭くていかんちゃ。
…だから、すいませんって。
ところで、最近南米旅行者にもMIXIがどんどんと浸透し始めているようです。
日本の流行を敏感に察知するあたり、さすが。はい、僕も含めてください。
ってことで、powerwoodsこと森力です。よろしくお願いします。
今後の予定としましては、明日チリに再入国してプエルトモンへ。
プエルトモンからプエルトナタレスまで超豪華客船で行く南部パタゴニア氷河3泊4日の旅にでます。
ではでは、ごきげんよー。
野良犬のパタゴニア
南米のスイスと呼ばれるアルゼンチン、サンカルロスデバリローチェ(通称バリローチェ)へやってきた。
スイスからの移民が多く、スイス風の三角屋根の家や教会が立ち並ぶ。
そして、町の目の前には大きな湖があり、その向こうにはアンデスの白い先鋒がならんでいる。
今初夏にさしかかり涼しい気候を持ち、冬にはスキーなどのウインタースポーツの拠点となる町になる。
そんなところが南米のスイスとよばれる所以だろう。
さてさて、夜行を乗り継いでメンドーサよりやって来て、涼しさに胸躍らせながら、ビル十階に位置し景色がいいことで有名な安宿「1004」へ。いざ、宿の中に入ってうわさ以上の景観にびっくり。町と湖と山を階下10階の高さから180度見渡すことができる。これは、たまらんとこだな、数日のんびりコースやなと思っていたら、今満室だと!?そりゃそうだな、このロケーションで20ペソ(7ドル)の宿なんてそうない。
こういうことが頻繁にあるんだろう、別の宿を教えてくれたので、しかたなく1004を後にする。
教えてもらった普通の、ほんっとに普通の安宿に荷物をおき、町にでる。
なんだか泣きたくなるんだなぁ。こーゆーところに来ると。
なんだかみんな楽しそうで、お洒落して、ウンドウショッピングをしながらワイワイガヤガヤしている。
アルゼンチンでも有数のリゾート地らしく、冬休みということもあって若者が笑いながら歩いてる。
ほんとなんだか帽子を深くずらして、パーカーに両手を突っ込んで、ウォークマンでガンガンパンクでも聞きながら、アウトサイダーを気取って歩きたくなる訳よ。
そんなことをしてもなんだか涙が出そうになるもんはなるんやけど。
日本でもそんなことはしばしばあったような気がする。
一人でアメ村、堀江あたりを歩くときとか、入学式の日慣れないスーツを着て人ごみにまみれているときとか。
こっちに来て、そういやもう八ヶ月がたったわけやけど、なんだ俺ってちっとも変わってねーじゃん。とか思ったりもする。でも、まあこういうのって生まれ持った性格というか体がそういう風にできてるんやろなと思う。
苦手なもんは苦手なもんやし、俺は俺らしく生きていくさ。
犬と戯れたりなんかしながらのほほんとね。
世の中の
人がなんとも
言わば言え
我がなすること
我のみぞ知る
by坂本竜馬
っさ、元気出して生きましょ!!
この胸が熱くなるのって…
胸が熱い。
ドキドキする。
何かが腹の底から込み上げてくる。
顔が赤くなる。
息も荒くなる。
手が震えちゃったりもする。
変な行動に出てしまう。
気分がハイになる。
もちろんダウンするときもある。
そう、これ、慢性的二日酔い、慢性疲労、胸焼け。
ワインの里、アルゼンチンのメンドーサに来てます。
やっぱりワインの里はいいです。
うまいワインが安く飲める。
味なんて分からんけど、ボデガ(ワイン工場)でテイスティングのやり方を教えてもらい、完全自己満でワインをすする。
こんなことをしてても、なんとなく自分の好みってもんが分かってくるもんなのでちょっとびっくりする。
ってな訳で、今日は肉食べ放題の店に行って爆飲爆食をしてきます。
余談なんですが、チリ、アルゼンチン人はドラベッピンのちゅらさんでたまりません。
上の症状も強ち二日酔いのせいだけとは言えないかもしれません。
モアイ、ラパヌイ、マオルル!
イースター島。
モアイはやっぱりでかかった。
約800体のモアイが確認されているだけあって、どこを歩いてもモアイモアイモアイ…
正座したモアイ、手が四本あるモアイ、女性のモアイなどなど個性的なモアイもあり、飽きさせない演出が憎いです。
イースター島。
モアイもいいのですが、島事体の雰囲気が最高。
唯一の村ハンガロアを歩いているとどこからでも笑顔の挨拶が送られる。
世界的に有名な観光地であるのに島民がほとんど擦れてなくとてもフレンドリー。
泊まった宿(テントサイト)がオーシャンビューならぬオーシャンフロント。
泥道を挟んだすぐそこに海があり、テントの中で波の音を聞きながら寝起きをする最高の開放感。
イースター島。
ニュージーランド、ハワイと共にポリネシア三角形の一角と位置づけられてるだけあって、チリに属するが文化は完全にポリネシア。
島民の顔は黒く南の島を思わせる。
踊りを見に行っても、腰にフリフリの葉っぱをつけてフラダンス(見たことないけど)風の踊りを、のりのいい音楽に乗せて踊る。
中南米のスペイン風文化に飽き飽きしてきている中南米旅行者にとっては何もかもが新鮮でいい刺激になること間違いなし。
自分もその一人。
そんなイースター島。
ずっと変わらないイースター島でいてほしいもんです。
ちなみに題はラパヌイ語で『モアイ、イースター島、ありがとう!』
第三回中南米間欠泉風呂で老若男女桜色ツアー
第二回ツールド中南米源泉垂れ流し風呂で長旅の疲れを癒しチャイナ
全国〇人の中南米温泉ファンの方々!
お待たせしました。
第二回から早四ヶ月。
やっと第三の温泉地に到着しました。
サンペドロデアタカマ三日目。
朝三時半に起き、半分以上睡眠状態でGAYZER DE TATIOとよばれる間欠泉へ。
何故こんな早朝かというと、間欠泉から見る朝日が目的なのです。
そんなのはいいんで、普通の時間にしてください!!
もしくは間欠泉で夕日を見に行きましょう!!!
六時に到着し、日が昇るのを待つ。
ってか、さみーのなんの。
標高4000メートル。
蒸気をあげながら温泉が出てるわけやけど、そこらじゅうが凍ってる!?
いや、訳わかんないんで…
軽く氷点下超えてたらしいです。
その中、パーカー、ジーパン、くるぶしソックスとノーマルな格好で行ってしまい、他の観光客から同情の目でみられながら、ガタガタ震えておりました。
そして、朝日!!
まあまあ、普通の朝日だす。
で、待ってましたの温泉へ。
岩陰で水着に着替え、一秒でも早く体を温めるべく温泉に飛び込む。
うっ!!
つめて~…
お、おい、これ温泉か?
外界よりかわあったかいものの、温度にして二十度程度か。
なんしかぬるま湯…
とにかく、生死がかかった問題であるので、湯気を目指して泳ぎまくる。
そしてちゃんとありました、源泉がっ!!
チリ人、欧米人を押しのけ、熱々のところを陣取りノホホンと。
あひぁ~、たまらん。
そんなノホホン状態をピシャリ。
もう皆さんポッカポカの桜色。
幸せな気分で町へ戻っていった。
そんなチリの標高4000メートルの間欠泉温泉。
その午後、サンペドロデアタカマから近くの月の谷へ夕日を見に行く。
まるで月のようってことで月の谷。
砂漠に奇怪な岩。
月ってこんななんかな?
次の日の夕方この町を出て、天体観測所のあるラセレナへ。
たった四日間だったけど、素晴らしい自然と出会えたサンペドロデアタカマが大好きです。
世界中の人々が夕日と青空と温泉を堪能できたら世界はもっと平和だろうにな…
おっとっと、忘れとった。今日の夕方の便でイースター島に行ってきやす!!
あぁぁぁぁぁ~、楽しみで死んでしまいそうっ!
空の青は青より出でて青より青し
アタカマ砂漠二日目。
SALAR DE TALA(塩湖)へのツアーに参加した。
意気揚々と朝八時に出発したのはいいが、出発三十分で車が故障。
どーやら一速以降が入らないって事で、一速走行強制的安全運転で街へ逆戻り…
ちょっと待ってねといわれ、待つこと二時間。
やっと代わりのジープが来て、十一時前にやっとこの日のツアーが始まった。
サンペドロデアタカマの標高は約2500メートルほど、そして目的地の塩湖は標高3000メートルほどのところにある。
高度差500メートルほどだと思ってたら、どうやらアンデスを一度越えるらしく、ジープは上へ上へと上っていく。
空の青がだんだんと濃くなり、空気も肌を切るような冷たさになってきた。
一時間ほど走ったところにあるミドリ色の湖で一度車をとめ、車外にでた。
寒い。半袖一枚じゃ寒すぎる…
それもそのはず、一気に4000メートルまで上っていたらたしいのだ。
車窓の風景も不思議な感じ。
道路の脇に白いオブジェのようなものがごろごろと?
それは雪だった。
雲ひとつない晴天なのに雪が解けない。
寒いわけだわ。
さらに車を走らせると砂漠の中に巨大な岩がごろごろとしている一帯に出た。
どうやってできたかは知らないが、とにかくでかい。
そして空が青く、どこまでも砂漠地帯が広がる。
開放感しかなく、全裸になって走りさってしまいたかった。
や、やってへんで…
さらに車を走らせて塩湖に着いたが、肝心の塩湖はあんまりたいしたことがなかった。
やっぱりウユニ塩湖には勝てねーわな…。
六時過ぎにサンペドロにもどった。
青の青さが限りなかった。
雲ひとつなく、吸い込まれていきそうな青い空。
一生忘れません。
夕日部、それは男と太陽の真剣勝負
今日より溯ること 約九日。
チリ北部高原の都市、カラマより二時間でサンペドロデアタカマに到着した。
ここはアタカマ砂漠観光の基点となる町で、住民のほぼ百パーセントが観光業に何らかの形で関わってるンちゃうかってぐらい小さく、ツーリスティックな町。
昼過ぎに到着し、翌日のツアーの予約を終え、徒歩三十分ほどの遺跡を見に行く。
その遺跡を上へ上へ登って行くと一帯が見渡せるような展望台にでる。
早い時間帯から誰もいない頂上を陣取り、何も考えず、何もせず。
聞こえるのは風の轟音とその合間の無の音だけ。
見えるのは山と砂漠と太陽だけ。
徐々に太陽とともに温度も下がりはじめ、西の空と東の山を真っ赤に染める。
相変わらず聞こえるのは風と無の音。
その日はなんと、フルムーン!?
フルムーン大好きな欧米人はみんな月の谷(翌々日訪問)へいっているので、遺跡の展望台はだれもいない。
そして、東の赤い山からまん丸巨大な月が太陽と交代するように顔をだす。
役目を終えた太陽はより赤い余韻を残して西の空に沈みきった。
太陽、夕日、満月、砂漠、山脈、風、音、遺跡。
すべてが神秘的で、どこまでも飛んでいけそうな、何でもできそうなおかしな感覚になる。
結局あたりが真っ暗になるまで4時間ほど頂上で座り込んでいた。
至福の時間でありました。
帰りは月明かりを頼りに街まで帰った。
そんなサンペドロデアタカマ一日目。
夕日部作ろうかな…